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きものの着こなし 綺麗な写真の撮られ方と立ち居振る舞いのコツ

綺麗な写真の撮られ方と立ち居振る舞いのコツ
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素敵なきもの姿をもっと、素敵に。
お出かけの時に上手にきものを着付けたら、美しい姿で写真に残してみませんか?
お祝いの席や記念撮影の時にも参考にしてください。
きものを着る時に知っておきたい『立ち居振る舞い』も合わせてご紹介します。

写真の撮られ方『立ち』ポーズ篇

五か条

一、 脇を締め、背筋を伸ばし、顎を引く
二、 カメラに向かって体を斜めに向ける
三、 丹田(ヘソから5,6cm下)を意識してお腹に力を入れる
四、 軸足の親指に重心をかける
五、 指先を意識し、指は揃える

上から引っ張られている感覚で真っ直ぐ立つイメージ。
手は帯の下線やおはしょりの辺り、
合わせた手に少し角度をつけます。

写真の撮られ方『座り』ポーズ篇

五か条

一、 浅めに椅子に腰掛ける
二、 カメラに向かって体をやや斜めに向ける
三、 脇を締め、背筋を伸ばし、顎を引く
四、 膝から下は斜め後ろで揃える
五、 重ねた手は太ももから少し浮かせる

訪問着など柄を見せたい場合は
右斜を向きましょう。

お太鼓をつぶさないために
椅子には浅く座ると◎

写真を撮る時の注意点

きもの姿をセルフ撮影する際、スマホの設定によってはインカメラ撮影の写真が反転してしまいます。
写真が反転する(鏡状態になる)と衿合わせが逆の写真となり、『死装束』といってお葬式で故人にする着付けとなって写ってしまいますので、ご注意ください。
正しい衿合わせは(相手から見た時に)衿のラインが『アルファベットの小文字のy』です。

歩き方・座り方

素敵な立ち居振る舞いを心がけましょう。

歩き方のポイント

●すり足気味に小股で歩く
●ゆったりとした歩調
●つま先はやや内側に向ける
●美しい姿勢を意識
 →1.背筋を伸ばす
 →2.顎を引く
 →3.脇を締める
 →4.肩甲骨を締める

袖を振って、大股で歩いたり走らないように注意しましょう。

座り方のポイント

●お太鼓をつぶさないように浅めに椅子に腰掛ける
●膝をつけて足先は斜め後ろで揃える
●美しい姿勢を意識
 →1.背筋を伸ばす
 →2.顎を引く
 →3.脇を締める
 →4.肩甲骨を締める

力を抜きすぎないのがコツです。

綺麗な身のこなし方

車に乗り込む時

着崩れしにくく、スマートな乗車方法は『お尻』から。
1.乗車口に背を向け、シートに腰を下ろす
2.両足を引き入れながら座り位置を調整

腰を屈めて足から乗り込むと、帯や裾が乱れて着崩れやシワの原因になってしまいますので、気をつけましょう。

階段の昇り降り

1.足捌きと汚れ防止に上前を軽く引き上げる
2.ふくらはぎが露出しすぎないよう後ろ足を上げる

着慣れた上級者の方なら階段に対して身体を斜め横向きに昇降することで、しなやかでエレガントな身のこなしに。

ポーズ、歩き方、ちょっとした所作にもきもの姿を素敵に見せるポイントがあります。
普段きものを着慣れない方も覚えておくと安心です。
素敵な着姿で、きものでお出かけを愉しんでください。