きものの紋は、数や種類によってTPOも変わります。
自分の家紋を確認し、きものの格を学びましょう。
自分の家紋を確認し、きものの格を学びましょう。
紋の数
きものには、五つ紋、三つ紋、一つ紋があります。紋の数が多いほど、格も高くなります。
五つ紋
三つ紋
一つ紋
紋の種類
紋は大きく分けて4つあります。①〜④の順に格の高さを表しています。
①染め抜き日向(ひなた)紋【陽紋】
絵柄を白抜きで表したもの。最も格が高く、第一礼装である黒留袖や色留袖に五つ紋として使われます。
②染め抜き陰紋
絵柄を線で白抜きにして表したもの。日向紋よりは略式になり、五つ紋には使わず、三つ紋や一つ紋に使います。
③縫い紋
刺繍で絵柄を表したもので、一つ紋に使います。
④しゃれ紋
家紋ではなく、花柄など、装飾的な絵柄を刺繍や染めで表したもの。一般的には一つ紋として使います。
※以上が原則ですが、色留袖を三つ紋か一つ紋にして第二礼装にする場合は染め抜き陰紋ではなく、染め抜き日向紋を用いるのが標準とされています。