きものや帯のお手入れには、いろいろな方法があります。代表的なメンテナンスをご紹介します。
丸洗い
専用の溶剤で洗う、きもののドライクリーニングのことです。塵やほこり、皮脂など油性の汚れを落とすことができます。
汗抜き
汗による黄ばみを防いだり、雨水などの水溶性の汚れを落とすのに効果的。衣替えなど定期的におこなうのがおすすめです。
シミ抜き
飲食物の食べこぼし、口紅、泥ハネなど、汚れの種類によって方法が異なります。落ちにくくなる前に、早めの処置が肝心です。
洗い張り
きものを反物の状態までほどいて水洗いした後、仕立て直します。長年の使用で汚れたり、光沢のなくなったきものに最適です。
お手入れのタイミング
汚れてしまったらすぐに
コーヒーをこぼしてしまったり、泥ハネなどで汚れた場合、ご自分で処置するとシミが残る可能性があります。早めにお手入れの専門家に相談しましょう。
シーズンが終わったら
特に単衣や夏ものは、知らず汗をかいているので、一見汚れていなくても放っておくと、後にシミや変色の原因になることがあります。