手から手へ、
   その「想い」をつなぐ。

日本の美しさを、静かに、誠実に、手でつくりだす人たちがいます。
長い時間をかけ、技を磨き、想いを重ねながら生み出されるきものや帯たち。
その背景にある物語や価値を、もっと身近に。
つくり手の想いを、着る人の喜びへ。
私たちは、その架け橋でありたいと考えています。

きものを、
「憧れ」から「日常」へ。

日本和装の無料着付け教室は、おかげさまで40 周年を迎えました。
なぜ、ずっと受講料をいただかないのか。
それは、一人でも多くの方にきものの素晴らしさを知っていただくことが、 日本の文化を守り、次の世代へつなぐことになると信じているからです。
私たちが大切にしてきたのは、きものを「難しいも

の」から「楽しいもの」へ変えること。
着付けの技術だけでなく、産地の方々から直接学び、その価値に触れる機会をつくること。
価値がわかると、きものはもっと楽しくなります。楽しくなると、もっと着て出かけたくなります。
そんな笑顔の連鎖を、私たちはこれからも生み出していきたいと考えています。

着る人と、つくる人が、
出会う場所。

一枚のきものができあがるまでには、気の遠くなるような手間暇がかかっています。
染め、織り、刺繍……
それぞれの工程を守り続ける職人さんたちの支えは、 「 自分の作ったものを、喜んで着てくれる人がいる」という実感です。
だからこそ日本和装では、職人さんの技を間近で見たり、 直接お話ししたりする場を大切にしています。
つくる人の誇りと、着る人のときめき。
その二つが直接出会い、想いが通じ合うこと。
そのあたたかな循環こそが、日本の伝統を未来へつなぐ、 いちばんの力になると信じています。

– message 01 –

自分のつくったものが
着てくれる人によって
形になる

岸川英雄さん(71歳)
京紅型 栗山工房
丁稚時代を含めて50年以上勤めた染色屋が廃業して今の会社へ移ってきた。染めない部分に糊を置く工程を担当し、30kgの板を一日に数十回上げ下ろしする。「着られる人が増えているのはありがたいこと。今の職人がつくった新しいものを知ってもらって、ぜひ着てもらいたい。自分のつくったものが着てくれる人によって形になる。そうやって残っていくことが何より嬉しい」
– message 02 –

原動力は「結城紬の
良さを多くの人に
知ってもらいたいから」

小柳阿佐子さん(49歳)
手織り職人 純国産結城紬産元 小倉商店
腰にたて糸を固定して両足で踏ん張りながら糸の張り具合を調整し、大きな刀杼(とうひ)を打ち込んでよこ糸を織る。好きでこの道に飛び込んだとはいえ、全身をつかう地機(じばた)織りはまさに肉体労働。それでも週に6日織り続ける原動力は「結城紬の良さを多くの人に知ってもらいたいから」という想い。「きもの人口が増えれば私たちのやりがいにもつながります」

結び、つなぐ。
  「五方良し」の心。

日本和装の40 周年ロゴにある「5 本の水引き」。
これには、日本で古くから大切にされてきた「縁を結ぶ」という意味と、 「 五方(ごほう)良し」という私たちの思いが込められています。
「お客様、つくり手、お取引先、株主、そして社員」 関わるみんなが、 ともに豊かになれる関係を築くこと。
生産者の想いを大切にしながら、お客様の立場で考え続けること。
社会に貢献し、雇用を守り、働く人の夢を形にしていくこと。
それが、私たちの変わらぬ願いです。

きものを、未来へ。
日本和装は、これからも一歩ずつ進んでいきます。