きものブランド名「Arcsilk(アルクシルク)」に決定!

2023年12月28日 きものブランド名「Arcsilk(アルクシルク)」に決定!
幻の国産蚕「太平長安」の繭から手挽きで糸を繰り、その生糸から成る白生地が織り上がりました。現在は、染め加工に入っています。
きものや帯への製品化に先駆けて10月18日から11月30日にかけてブランド名を募集したところ、1,340件もの応募をいただき、厳正なる審査の結果、「Arcsilk(アルクシルク)※」に決定しました。
※商標登録出願中

ARC(アルク)はフランス語で「架け橋」を意味します。このブランドが、日本文化のきものを未来へつなぐ「架け橋」となるように、またきもの姿で「歩く」人たちがもっともっと増えるように、という思いが込められています。
言葉の意味だけでなく、語呂が良く、覚えやすいネーミングが採用の決め手となりました。
採用となった千葉県にお住まいの齊藤多輝さんには、賞金の10万円が贈られます。

「Arcsilk(アルクシルク)」のきものや帯は、2024年2月頃に仕立て上がる予定です。年々生産量を増やし、オリジナル商品展開を拡大していく予定ですのでご期待ください。

●Reborn The Silk プロジェクト

日本和装が約1年間にわたって蚕の飼育から製糸、製織、染色等を経て反物を作り、きものや帯に仕立てるまでを行うプロジェクト。大切な伝統技術や文化の継承のために国内の養蚕業を支援する一助になればという想いで取り組んでいます。初年度の今年は4万頭もの「太平長安」の卵を孵化させることからスタートしました。

●太平長安について

富岡製糸場全盛期の名産品種として国内はもちろん、世界中から高い評価を受けた蚕。現代では幻の蚕となり、貴重な卵は大日本蚕糸会に引き継がれて維持保存されています。太平長安の蚕が紡ぎ出す生糸には上品な光沢感があり、ハリと軽さを併せ持つ美しい生地になるといわれています

●これまでの経緯

5月 大日本蚕糸会で維持保存されていた4万頭の蚕の卵を孵化(初年度発注分) →くわしくはこちら
6月 長野県の養蚕農家で養蚕開始  →くわしくはこちら
7月 日本で唯一「手挽き」を行う長野県の宮坂製糸所で生糸作り


社長の道面義雄も手挽きにチャレンジ。
「難しい!」と悪戦苦闘しながら、なんとか成功しました。

11月 京都丹後で製織された白生地

スケジュール

【今後のスケジュール(予定)】

2024年2月頃 きものに仕立て上がり
※年々生産量を増やし、オリジナル商品展開を拡大していく予定