日本文化のPR事業というサービス業です
私が日本和装の事業を始めたきっかけは約20年前、当社の前身の会社で
舶来品輸入販売をしていた頃に出会った呉服小売店の店主さんの言葉でした。
その店主さんは「お得意様にお見せしたいので」と、私の会社から
高級ブランドのバッグや腕時計を借りていこうとするので、
私は「着物のように素晴らしい商品をお持ちなのに、
どうしてそれをもっと見せてあげないのですか?」と質問しました。
するとその店主さんは
「そのお得意様には着物は売り尽したので、何か珍しい物を持って行かないことには…」
と言うのです。
そんなものか、と思いながら取引をしましたが、その店主さんから繰り返し「着物は売れない、もう買う人がいない」と聞かされると「本当かな?」とも思いました。「そうは言うけれど、結局のところ、新規の顧客開拓をしていない、市場を開拓していないのでは?」
と私は深く感じたのです。
それから私は、友人や知人などに、着物について聞いてみて、
自分で着物が着られない人が実に多いことに気付きました。
「これでは、(きものを売ることは)免許のない人にクルマを売ろうとするようなものだ」
と思ったのです。
それなら「着られる人を増やせば良いのだ!」との発想が
今日の「日本和装」事業の根幹となりました。
ただ、これがもう一つ大切なことなのですが、私は最初から
「着付けはもともと親が子に教えたものであり、文化とはそういうもの。
だから、着付け教室は無料が当たり前!」と考えました。
そして「着付けができるようになるだけでは、文化としてまだまだ不十分」
とも考えましたので、
「物の価値」(着物や帯の価値評価)がわかるカリキュラム、
さらに「着る機会」づくり(修了パーティなど)も実施しつづけてきました。
そして、着物や帯の購入を希望される人には、
「日本和装」事業に協力する一流のメーカーや卸売業者を直接、紹介する。
そうすれば、消費者が希望の品を安く手に入れられ、
協力してくれているメーカーや卸売業者にもメリットがあると考え、
これらを総合的に事業化して皆様からのご支持・ご支援をいただいて、今日に至っています。
これからも皆様からより一層のご支持・ご支援をいただきながら、
日本和装の事業を全国へ広げたいと考えております。
平成20年1月1日